フルーツを超えたフルーツチョコレート
POPな領域でマリアージュさせる創作の新たな扉
CHOCOLOGY 最新作のテーマは「Welcome to the NEW POP WORLD」。ショコラの創作を行うにあたり、2011年から今までは「素材のポテンシャルをどんなカカオで表現すればよいか」というカカオありきの考えで進めてきた。そのため、どうしてもCHOCOLOGYには「難しい」というイメージがあったと思う。また、私たちが手に入れられるようになったカカオの種類が爆発的に増え、その味を引き出すテクニックもどんどん複雑になり多様化したことで、カカオの市場がお客様にとって非常に分かりにくいものになっているのではないか、という違和感を抱いていた。その一方で、創り手が感じる「面白さ」と「マニアックさ」、それとお客様が感じられる「わかりやすさ」は、両立が可能なものだという考えが僕の中にはあった。看板商品である「小山ロール」や「小山ぷりん」、「小山チーズ」がその代表作だ。どれだけマニアックな手法を使っていたとしても、最終的に「POPな領域に着地させたい」。それが、我々のお菓子創作の特長である。今年のCHOCOLOGY は、誰もが親しみやすく分かりやすい「フルーツ」というPOPな素材をテーマに実験を繰り返した。旬のフルーツをベストな味わいのまま特殊な技術を使って水分を除去し、チョコレートに練り合わせて開発した「自家製フルーツチョコレート」。今まで“フルーツらしさ”を表現するには、味だけでなく色まで活かそうとするとホワイトチョコレートと合わせるしか選択肢がなく、マリアージュさせる別の素材の風味が強いほどフルーツの個性が消えてしまい、その繊細な味わいを表現することは困難であった。しかしこの新しい技法を使えば、繊細なフルーツの味わいもリアルに表現できる上に、マリアージュの種類や味のコントラストのつけ方も今までにない楽しさと新しさが生まれた。実際はかなりマニアックで難しい事をしているが、テーマは「フルーツをよりリアルにチョコレートとして食べていただけるか」なので、「すごく分かりやすい。でも楽しく、驚きがある。流石CHOCOLOGY だ!」と思っていただける、そんな4粒のショコラが出来上がった。情報過多であらゆるものが手に入り、複雑になりすぎている多様な時代だからこそ、今まで我々が培ってきたノウハウをフルに使ってシンプルに“POPな領域に着地する”ことにエネルギーを注いでみた。「少しでも多くの方々にCHOCOLOGY を味わっていただきたい」そんな想いがやっとカタチになったのだ。
【詰め合せ内容】
下記4種×各1個
No.1 シャインマスカット&ダージリンセカンドフラッシュ2021 タルザム茶園
No.2 マンゴー&蜜香黄金芽
No.3 苺&芳香小野菊
No.4 紅玉りんご&ジャーマンカモミール
【箱サイズ】
縦10× 横10× 高さ3.5cm
【賞味期限】
30日(20℃以下)
【特定原材料等28品目】
乳成分、りんご、大豆
※リボン不可