BOULE DE NEIGE Chocolat Blanc
ブールドネージュショコラブラン【Boule de Neige Chocolat Blanc】は、会津を舞台にした
″カナ″という女性の物語をテーマにお作りしました。
【Boule de Neige Chocolat Blanc】
パリの小さなアトリエ。
本の装丁デザイナーとして活躍する”カナ’'は、雪の降る窓の外を見つめていた。
母は会津出身の日本人。父はフランス人。
幼い頃、冬に一度だけ訪れた母の故郷の記憶が、ふと蘇る。
静かな白い街、赤い屋根、そして雪のようにやさしいお菓子の味。
ある日、母の形見のスケッチブックの中に、
「会津と雪」と題された一枚の絵を見つける。
カナは、あの冬の会津をもう一度見たいと思った。
雪に包まれた城下町を歩くうちに、
彼女は自分の中に眠っていた‘‘もう一つの故郷’'を感じ始める。
やがて、城下町の小さな菓子屋「太郎庵」で、
カナはフランスの伝統菓子「ブールドネージュ」に似た焼き菓子と出会う。
しかしそれは、カナの知る味とは違っていた。ナッツが香るホワイトチョコレートが、
ほろっと崩れやすい白いクッキー生地の中からとろりと溶け出す驚き。
店主は微笑んで言った。
「これは【Boule de Neige Chocolat Blanc】。やさしい雪のように、心をとかすお菓子ですよ。」
ーロ食べた瞬間、母の手の温もりが蘇る。初めてなのに、どこか懐かしい香りと味。
“雪のようにやさしく、心のようにとける”味。
東京に戻ったカナは、この出会いを本に残そうと決めた。タイトルは「Boule de Neige Chocolat Blanc」。
表紙には、雪の中を歩く自分と鶴ヶ城を描いた。
それが太郎庵の新しいお菓子のパッケージデザインになるとは、そのときまだ知らなかった。
春、会津の桜が咲く頃。
カナは再び鶴ヶ城を訪れる。
お菓子を手に微笑む彼女の頬には、 雪の記憶がまだやさしく残っていた。

